好きになればなるほど好きになる♡





類の家に着くと、玄関の前で
私のお母さんと類のお母さんが立ち話をしていた





こっ、こんな所
お母さん達に見られたら恥ずかしいよぉ〜//汗





私はお母さん達に見えないように
繋がれている手を後ろに移動させて
そっと放そうとした



けど……


ぬ、抜けない!!



私が手を放そうとすると、類の手に力が入る……





"手、放して?"


お母さん達に聞こえないように、類に小声で言う私



"なんで?"


"手繋いでる所、見られたら恥ずかしいじゃん!"


"俺ら付き合ってるんだし、別にいーじゃん?"




……







「あら、類と美羽ちゃん、おかえりなさい♪」


私達に気付いた類のお母さんが声をかけてきた


私は、手繋いでいるのがバレないように
類の方に体を寄せて、ペコリと頭を下げる




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