好きになればなるほど好きになる♡
恥ずかしさで類の顔を直視できなくなった私は
泳いでいる目線を横にずらして
「かっ……顔、洗ってくるね!//」
それだけ言って、勢いよくベッドから起き上がった
――バタン
洗面所に着いて
何も考えずに顔を洗って
洗面台横の棚の上に何枚か重ねて畳んである
一番上の白のタオルをそっと手に取る
水が滴る顔に両手で何度も押し当てて水分を拭く
そして
タオルを顔から離して
洗面台の大きな鏡に映る自分の顔を見つめる――
「……私、こんなに幸せでいいのかな??」
大好きな類にこんなに優しくされて
大事にされて
たくさん愛されて