好きになればなるほど好きになる♡
類に合わせる顔がないと思った私は
すぐに目を逸らして、前を向き直した
「……あ、あの……その……っ」
勝手に家にあがって
あんな所見ちゃって
挙げ句の果てに捕まって
もうどうしたらいいのか分かんないよぉ〜……汗
「……美羽、ごめん」
「わっ、私の方こそごめん!
勝手にあがって……
あの、その……の、覗いたり……して……」
恥ずかしさと、パニックになっているのもあって
語尾にいけばいくほど小さくなる私の声
すると
類は、取っ手から手を離して
後ろから私の体を抱きしめた──
「……る、類……っ!!?///」
「なんで美羽が謝るんだよ?」
「……そ、それは……」
「こんな所見せてしまった俺が悪いんじゃん?」
「……」