好きになればなるほど好きになる♡





「私、前に類くんが海の家でバイトしていた時の
 バイト仲間で、麻倉みりあと申します」



みりあ……名前まで可愛い



「わ、私は……新川──……」


「美羽さん、ですよね?」


「……へ?」


「類くんから、よく美羽さんの事聞いていたので」


顔を傾けてニコッと笑うみりあさん



「私の……事……?」


「今日美羽さんが、とか
 今度美羽さんとどこどこ行く、とか
 私が類くんとお話する時
 いつも美羽さんの話題ばかりだったんです」



そう……だったんだ


……知らなかった


類、私の見えない所で
そんなに私の事、たくさん話してくれてたんだ♡



「……そ、そんな事ないっすよ//」


顔を赤らめて言う類



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