好きになればなるほど好きになる♡
全てを話し終えたみりあさん
どことなく、寂しそうに見える
そりゃそうだよね……
類が、みりあさんの
【好きな人】だったんだもんね……
「……わ、私……
類を好きな気持ちは、誰にも負けません」
言おうとも思っていないのに自然と口が開いた
類もみりあさんも驚いたような表情で
二人同時に私の方を見る
わ、私……何言って……!?///汗
一気に恥ずかしさが込み上げてきて
顔を見られたくないと思った私は
無意識に両手で自分の顔を覆った
その瞬間
類は私の腰に手を回している腕に力を入れて
「ありがと♡」と小さな声で呟いたのが隣で聞こえた
そんな私達の事を間近で見ていたみりあさんは
「……あーもう、見てられない!
ラブラブは私がいなくなってからして?」
そう言って
ソファの傍に無造作に置いてある鞄を手に取った