好きになればなるほど好きになる♡
??
「握手♪隣同士なんだし、仲良くしてね?」
あ、はい……
私は健吾くんと握手をして自分の席に着く
「何て呼べばいい?」
「あっ、新川で……大丈夫です」
「なら、美羽ちゃんって呼ぶわ♪」
「え……あ、はい……」
「俺の事は健吾でいいよ!」
「……!?けっ、健吾…くんで……」
「美羽ちゃん、超面白いんだけど♪」
わ、私……
爽やかイケメンボーイにからかわれてる!?
──休み時間──
「美羽、ちょっと来て」
類が私の手を引っ張って教室を出る
「るっ、類!?」
廊下を歩いている間、ずっと無言の類
着いたのは誰もいない階段の踊り場──
「……る、類?どうしたの??」
いつもの類じゃない……
「隣のやつと、仲良くなったの?」
隣のやつ??
……あ、健吾くんの事だ
「う、ううん……少し話しただけ」
「はじめましてであーやって手握るやつ、いる?」
類、見てたんだ……汗
そりゃ、ちょっと長めに握手はしたけど……汗