好きになればなるほど好きになる♡





「類来て来て!うさぎさん可愛い〜♡」



私はマップを見ている類の腕を引っ張って
うさぎがたくさんいる広場に向かって走り出した――





「走ったら転ぶぞ!」


「大丈夫だも……きゃっ――」



自分の足と足が絡まって転ぶ私――





とっさに腕を引っ張られ
気が付くと私の体は類の腕の中に――





「……だから走るなって言ったじゃん」



耳のすぐ傍で聞こえる少し怒り気味の類の声




バックハグみたいになってる!?


近いし恥ずかしいしどうしよう!!?





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