夢なんですか、2次元オタクの私の日常

ライブの後

杏奈は、その後ご機嫌そうに帰っていった。


家に着くと、母が、ニコニコしながら、

「どうだった？」

と聞いてくる。

「楽しかったよ。」

と答えると、安心した様子で

「よかったね!」


と答えた。そして、お風呂に入って、自分の部屋に向かった。




私の部屋には、推しの妃鑾祠嫩(ヒランシノン)様でいっぱいだ。祠嫩様は、私の永遠の推しである。祠嫩様のポスター、カレンダーなどなど祠嫩様だらけだ。祠嫩様がいるからこそ、私は幸せ〜だと思っている。ふと、今日のライブで転びそうになったのを助けてくれた超イケメンさんを思い出した。確か、さーくんって言ってたっけ。さーくん、めっちゃ祠嫩様に似てたなーと思った。でも、祠嫩様は、2次元のおかたなので会えるわけないかと思った。

そんなことを考えていると、いつの間にか寝てしまったらしい。