俺と妻と傷口
会社に着き、車を降りる。
「では、行ってらっしゃいませ」
「あぁ」
ロビーに入ると、先宮がいた。
「奏多社長、おはようございます」
「………」
「あの////何か?」
俺が無言で見つめていたので、顔を赤くしながら言う。
「今日…昼飯、一緒食べる?」
「え///?は、はい!」
「ただ、俺は弁当あるから社長室で食べることになるけど」
「わかりました」
「じゃあ後で……」
コンコン━━━━!
「どうぞ…」
「失礼します、奏多社長」
「あぁ…茶、入れて?」
「はい!」
先宮がお茶を入れてくれ、
「どうぞ」
とテーブルに置いた。
「そこ、座れよ…」
「はい」
向かいのソファーに、座る先宮。
先宮はコンビニで買った弁当を持ってきていた。
俺は華恋が作った、弁当をテーブルに置いた。
「嬉しいです。奏多社長と食事なんて……。
できればどこかに食べに行きたかったですが、でも幸せ」
「あのさ」
「はい!」
「お前…弁当持ってきたりしねーの?」
「え?そうゆう訳ではないですよ?」
「得意料理は?」
「え…」
「ちなみに華恋は、オムライス」
「え?」
「たぶん弁当にも……
ほら、入れてある。俺の大好物。
華恋って俺の事で不安がある時の弁当は、必ずオムライスなんだよな…!可愛いだろ?」
「………」
「しかも華恋のオムライスって手が込んでてさ、俺が人参嫌いだから…ご飯にすりおろした人参を、混ぜてるんだって!
俺…華恋に言われるまで、全く気づかなかったんだよな」
「では、行ってらっしゃいませ」
「あぁ」
ロビーに入ると、先宮がいた。
「奏多社長、おはようございます」
「………」
「あの////何か?」
俺が無言で見つめていたので、顔を赤くしながら言う。
「今日…昼飯、一緒食べる?」
「え///?は、はい!」
「ただ、俺は弁当あるから社長室で食べることになるけど」
「わかりました」
「じゃあ後で……」
コンコン━━━━!
「どうぞ…」
「失礼します、奏多社長」
「あぁ…茶、入れて?」
「はい!」
先宮がお茶を入れてくれ、
「どうぞ」
とテーブルに置いた。
「そこ、座れよ…」
「はい」
向かいのソファーに、座る先宮。
先宮はコンビニで買った弁当を持ってきていた。
俺は華恋が作った、弁当をテーブルに置いた。
「嬉しいです。奏多社長と食事なんて……。
できればどこかに食べに行きたかったですが、でも幸せ」
「あのさ」
「はい!」
「お前…弁当持ってきたりしねーの?」
「え?そうゆう訳ではないですよ?」
「得意料理は?」
「え…」
「ちなみに華恋は、オムライス」
「え?」
「たぶん弁当にも……
ほら、入れてある。俺の大好物。
華恋って俺の事で不安がある時の弁当は、必ずオムライスなんだよな…!可愛いだろ?」
「………」
「しかも華恋のオムライスって手が込んでてさ、俺が人参嫌いだから…ご飯にすりおろした人参を、混ぜてるんだって!
俺…華恋に言われるまで、全く気づかなかったんだよな」