俺と妻と傷口
*****華恋・力弥 side*****
「あれ?華恋ちゃん?」
華恋が声のする方を向くと、力弥がいた。
「あ、力弥くん!
買い物?」
「うん。家の中何もなくてさ!」
「そっか。ほんとしっかりしてるね。力弥くんの方が奏多より年上に見える」
「そうかな?」
「奏多って、子どもみたいなとこあるから。
本人に言うと怒られるけど(笑)」
「フフ…アイツは華恋ちゃんの前では、大人の男でいたいから。そうゆうもんだと思うよ?年上の嫁さんもつと」
「やっぱ…奏多のこと、大好きなんだね…?
私のライバルだ!」
クスクスと笑う華恋。
「なんで、そうなんの?」
不思議そうに華恋を見る、力弥。
「前にも話したでしょ?
奏多が胸に大きな怪我した時」
「あーそうだったな……」
力弥はあの時の事を思い出していた。
バン━━━━━!!!
「奏多!!」
「お、力弥!」
「お前……大丈夫かよ!?」
「かすり傷だよ!」
「いや…酷い傷でしょ?私の━━━」
「華恋!!それは言わないって、たった今約束しただろ?」
「結構深くて……命には別状ないけど、傷は残るって……」
華恋の言葉に力弥は、ぶつけようのない怒りをかかえた。
「なんでこんなことに……」
奏多の病室を出た、華恋と力弥。
ガン━━━!!!
「なんで、アンタなんかを庇ったんだ……」
「ごめんなさい…大切な親友を傷つけて……」
わかっていた。華恋は全く悪くない。
悪いのは相手の男で、しかも奏多と一緒にいたせいで、華恋が狙われたこと。
でも何にぶつけていいかわからず、力弥は壁を殴った。
「力弥くんは、奏多を愛してるんだね…!」
「あれ?華恋ちゃん?」
華恋が声のする方を向くと、力弥がいた。
「あ、力弥くん!
買い物?」
「うん。家の中何もなくてさ!」
「そっか。ほんとしっかりしてるね。力弥くんの方が奏多より年上に見える」
「そうかな?」
「奏多って、子どもみたいなとこあるから。
本人に言うと怒られるけど(笑)」
「フフ…アイツは華恋ちゃんの前では、大人の男でいたいから。そうゆうもんだと思うよ?年上の嫁さんもつと」
「やっぱ…奏多のこと、大好きなんだね…?
私のライバルだ!」
クスクスと笑う華恋。
「なんで、そうなんの?」
不思議そうに華恋を見る、力弥。
「前にも話したでしょ?
奏多が胸に大きな怪我した時」
「あーそうだったな……」
力弥はあの時の事を思い出していた。
バン━━━━━!!!
「奏多!!」
「お、力弥!」
「お前……大丈夫かよ!?」
「かすり傷だよ!」
「いや…酷い傷でしょ?私の━━━」
「華恋!!それは言わないって、たった今約束しただろ?」
「結構深くて……命には別状ないけど、傷は残るって……」
華恋の言葉に力弥は、ぶつけようのない怒りをかかえた。
「なんでこんなことに……」
奏多の病室を出た、華恋と力弥。
ガン━━━!!!
「なんで、アンタなんかを庇ったんだ……」
「ごめんなさい…大切な親友を傷つけて……」
わかっていた。華恋は全く悪くない。
悪いのは相手の男で、しかも奏多と一緒にいたせいで、華恋が狙われたこと。
でも何にぶつけていいかわからず、力弥は壁を殴った。
「力弥くんは、奏多を愛してるんだね…!」