俺と妻と傷口
ヤキモチ
【香水】
それから俺が親父の会社を継いだのを期に、華恋にプロポーズして結婚したのだ。
もうすぐ結婚して、一ヶ月になる。
まだ新婚ホヤホヤだ。
「━━━━━じゃあ、行ってくる!」
「うん、はい。
お弁当!」
「サンキュ」
華恋をジーッと見つめる。
「……な、何?」
「わかんない?」
「……?
あぁ、キス?」
「うん、して?」
華恋の綺麗な顔が近づく。
チュッと軽く口唇が触れた。
その瞬間、華恋の頭を押えて深く口づけた。
「ンンン……」
「……よし!じゃ、ほんとに行ってきまーす」
「/////!」
俺は顔を真っ赤にした華恋を置いて、玄関を出た。
「ちょっと…夢中になりすぎたな……」
俺は口唇を親指で拭いながら、エレベーターの壁に寄りかかった。
エレベーターがロビーに下りる途中、一度止まった。
「あ、おはようございます。社長」
「おはよ」
このマンションは親父のマンションで、俺達夫婦は最上階に住んでいる。
そしてうちの会社幹部連中は、このマンションに住んでいるのだ。
当然のことながら、全員年上だけどな。
俺は高校卒業して、すぐに親父の会社に入社し死に物狂いで頑張り、今年社長に就任した。
中には納得いかない奴もいるだろうが、文句は言わせない。
それくらい、誠実にこなしてるから。
そして目の前にいるこの男は、特に俺のこと気に入らないだろうな。
もうすぐ結婚して、一ヶ月になる。
まだ新婚ホヤホヤだ。
「━━━━━じゃあ、行ってくる!」
「うん、はい。
お弁当!」
「サンキュ」
華恋をジーッと見つめる。
「……な、何?」
「わかんない?」
「……?
あぁ、キス?」
「うん、して?」
華恋の綺麗な顔が近づく。
チュッと軽く口唇が触れた。
その瞬間、華恋の頭を押えて深く口づけた。
「ンンン……」
「……よし!じゃ、ほんとに行ってきまーす」
「/////!」
俺は顔を真っ赤にした華恋を置いて、玄関を出た。
「ちょっと…夢中になりすぎたな……」
俺は口唇を親指で拭いながら、エレベーターの壁に寄りかかった。
エレベーターがロビーに下りる途中、一度止まった。
「あ、おはようございます。社長」
「おはよ」
このマンションは親父のマンションで、俺達夫婦は最上階に住んでいる。
そしてうちの会社幹部連中は、このマンションに住んでいるのだ。
当然のことながら、全員年上だけどな。
俺は高校卒業して、すぐに親父の会社に入社し死に物狂いで頑張り、今年社長に就任した。
中には納得いかない奴もいるだろうが、文句は言わせない。
それくらい、誠実にこなしてるから。
そして目の前にいるこの男は、特に俺のこと気に入らないだろうな。