癒しの君と炎の王 2~炎の王は癒しの娘をさらに溺愛中~
ロエルの執務室
ロエルは大きな机に向かい、山積みの書類を前にペンを走らせている。
「ロエル様、こちらの書類にもサインをお願い致します。」
アルバートが新たに紙の束を持ってきて、ロエルの机にドンと置いた。ロエルはペンを止めることなく、ちらりと書類の山を見て、
「アルバート、ソフィアは今日は何をしている?」
と、アルバートに問いかけた。
「ソフィア様ですか?確か、本日はマナーとダンスのレッスンですね。今の時間はおそらくダンスの先生とハリス様とダンスのレッスンをされているかと…。」
ロエルのペンが止まった。
「ハリスと?」
「ええ、ハリス様が協力してくださる事になりまして。ハリス様と言えば泣く子も黙る舞踏会の…」
と途中まで言いかけたところで、ロエルはガタッと椅子から立ち上がり、
「どこの部屋だ?」
「えっ?」
「ダンスのレッスンをしている部屋はどこかと聞いている!」
「あ、ええと、おそらく小ホールでされているかと…。」
と聞くやいなやロエルはすぐに部屋を飛び出した。
ロエルは大きな机に向かい、山積みの書類を前にペンを走らせている。
「ロエル様、こちらの書類にもサインをお願い致します。」
アルバートが新たに紙の束を持ってきて、ロエルの机にドンと置いた。ロエルはペンを止めることなく、ちらりと書類の山を見て、
「アルバート、ソフィアは今日は何をしている?」
と、アルバートに問いかけた。
「ソフィア様ですか?確か、本日はマナーとダンスのレッスンですね。今の時間はおそらくダンスの先生とハリス様とダンスのレッスンをされているかと…。」
ロエルのペンが止まった。
「ハリスと?」
「ええ、ハリス様が協力してくださる事になりまして。ハリス様と言えば泣く子も黙る舞踏会の…」
と途中まで言いかけたところで、ロエルはガタッと椅子から立ち上がり、
「どこの部屋だ?」
「えっ?」
「ダンスのレッスンをしている部屋はどこかと聞いている!」
「あ、ええと、おそらく小ホールでされているかと…。」
と聞くやいなやロエルはすぐに部屋を飛び出した。