癒しの君と炎の王 2~炎の王は癒しの娘をさらに溺愛中~
すると、ロエルの手はソフィアの腰の両側からお腹側へ伸び、リボンベルトをお腹の前できれいに結び直した。

「これでいい。寝るときに背中に結び目があると痛いだろうから。」

と、ロエルがソフィアの耳元で言った。

ロエルは私が間違って結んだリボンを直してくれただけなのねっ!

変な事を想像してしまった自分が恥ずかしくなり、耳まで真っ赤になるソフィア。

すると、そのままロエルがソフィアの後ろから優しく抱きしめた。ソフィアはびっくりして、

「あ、あの、こういうことはよくないのでは…。」

「肌には触れていないよ。」

と、ソフィアの耳元でロエルの熱い吐息がかかった。

ソフィアは首を捻り、ロエルに向かって、

「でも、アルバートさんが…」

と言いかけると、ロエルの青い美しい瞳はソフィアの唇を見つめながら、

「唇は肌じゃないよね?唇と唇なら触れてもいい?」

と、ソフィアに問いかけた。ソフィアの心拍数が急激に加速した。















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