モリソン川と魔女のリュシカ。
しばらく進む。

と、回廊に数名のドワーフがいる。

帯刀している。

番兵である。

地底都市エリンは光が魔法光により差し込まれていた。それは寺院建築を踏襲したものであるらしい。教会の聖堂をおおむねなぞっている。地底都市エリンはのちの一級国道ほどの回廊に複数の教会建築へのアクセスがくわわったものだ。石積により天井がはるかたかくまでひらけている。

「こんばんわ。リュシカどの」
「ありがとう。えーと、この子はリン」
「リン·アーシュラといいます」

気のいいドワーフたちはリン·アーシュラのまわりに集まっている。
「さ。今夜はキノコ鍋よ」

ぐつぐつと広間では大鍋にキノコと肉、野菜が煮込まれています。一同は車座になり湯気がたつキノコ鍋を味わうのでした。
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