モブで地味子な私を、超イケメン男子が、かまってかまって溺愛中!
第17話「迷ったけど……決めた」
「いや、俺ひとりで言うよ。その方がいいと思う」
そう言った成瀬君の笑顔を見て考えた。
白鳥さんは今や、私の大切な友だちとなった。
それなのに、成瀬君へ安易に『丸投げ』しても良いのだろうか?
だけど……
成瀬君が話をする時、私が目の前に居ない方が、白鳥さんは傷つかない……のだろうか?
一体、どうしたら良いの?
いろいろな思いが心をよぎる。
迷った、迷ったけど……決めた。
私から白鳥さんへ話すって。
「ねぇ、成瀬君」
「おう! なんだ、ゆい」
「白鳥さんも、私の大事な友だちなんだ。実は事前にいろいろ相談された。成瀬君の事が好きなんだって」
「そうか……実は俺も友だちから、白鳥さんの件では相談を受けているよ」
成瀬君が友だちから、白鳥さんの件で相談を受けている。
多分、白鳥さんが言っていた『成瀬君の友だち』の事だろう。
白鳥さんへ告白したという男子……
「まず私から、白鳥さんへ話すよ」
私が決意を告げたら、成瀬君はほんの少しだけ考える。
そして優しく微笑んでくれた。
「分かった。白鳥さんに対するゆいの気持ちを大事にするよ」
「ありがとう」
「じゃあ、放課後にここでまた話そう。部活があるからあまり時間ないけど、授業が終わって午後3時すぎに、……30分ちょっとくらいならOKだ。白鳥さんを入れて3人でさ……俺から話があるって伝えてくれるかな」
「ありがとう。そうしよう」
今は12時50分。
お昼休みが終わるまで、あと10分ある。
ふたりで並んで座っている。
さっきからず~っと手を握ったまま。
成瀬君の手は温かい。
時たま、そっと、きゅっと、握ってくれて……とても安心する。
勇気が湧いて来る。
成瀬君が居れば、私はちゃんと白鳥さんへ話をする事が出来そうだ。
私たちは、昼休みが終わるぎりぎりまで、手をつなぎ並んで座っていたのである。
そう言った成瀬君の笑顔を見て考えた。
白鳥さんは今や、私の大切な友だちとなった。
それなのに、成瀬君へ安易に『丸投げ』しても良いのだろうか?
だけど……
成瀬君が話をする時、私が目の前に居ない方が、白鳥さんは傷つかない……のだろうか?
一体、どうしたら良いの?
いろいろな思いが心をよぎる。
迷った、迷ったけど……決めた。
私から白鳥さんへ話すって。
「ねぇ、成瀬君」
「おう! なんだ、ゆい」
「白鳥さんも、私の大事な友だちなんだ。実は事前にいろいろ相談された。成瀬君の事が好きなんだって」
「そうか……実は俺も友だちから、白鳥さんの件では相談を受けているよ」
成瀬君が友だちから、白鳥さんの件で相談を受けている。
多分、白鳥さんが言っていた『成瀬君の友だち』の事だろう。
白鳥さんへ告白したという男子……
「まず私から、白鳥さんへ話すよ」
私が決意を告げたら、成瀬君はほんの少しだけ考える。
そして優しく微笑んでくれた。
「分かった。白鳥さんに対するゆいの気持ちを大事にするよ」
「ありがとう」
「じゃあ、放課後にここでまた話そう。部活があるからあまり時間ないけど、授業が終わって午後3時すぎに、……30分ちょっとくらいならOKだ。白鳥さんを入れて3人でさ……俺から話があるって伝えてくれるかな」
「ありがとう。そうしよう」
今は12時50分。
お昼休みが終わるまで、あと10分ある。
ふたりで並んで座っている。
さっきからず~っと手を握ったまま。
成瀬君の手は温かい。
時たま、そっと、きゅっと、握ってくれて……とても安心する。
勇気が湧いて来る。
成瀬君が居れば、私はちゃんと白鳥さんへ話をする事が出来そうだ。
私たちは、昼休みが終わるぎりぎりまで、手をつなぎ並んで座っていたのである。