モブで地味子な私を、超イケメン男子が、かまってかまって溺愛中!
第20話「思い切り泣いた!」
予想外だった。
成瀬君が去った私だけしかいない屋上に、来るはずがない白鳥さんが現れたのだ。
「ゆいっ!」
白鳥さんは再び私の名を呼んだ。
そして、ダッシュして私の前に立った。
やっぱり急いで来たのか、息絶え絶えって、感じだ。
綺麗な彼女の目には涙がいっぱいたまっていた。
「ごめんねっ! ごめんねっ!」
「白鳥……さん」
「ゆいが悪いわけじゃないのに……私、八つ当たりしてたっ! 自分の想いが届かなくて! 思い通りにいかなくてっ! 悠真様が好きなのは、ゆいなのにっ!」
仲良くなってからの白鳥さんは……
いつも私に本音で話してくれる。
でも、私は彼女ほど、本音で話せていただろうか?
私も勇気を出そう!
白鳥さんへ、自分の気持ちを素直に言おう!
「私こそ、ごめんっ! 白鳥さんがっ! 私を信頼してっ、頼ってくれてっ! 悩みを相談してくれたのにっ! 何もする事が出来なかったっ!」
「そんな事いいのっ! ゆいは、大事な友だちなのっ! 嫌いにならないでっ! 失いたくないっ! 失いたくないのっ!」
白鳥さん!
私だって、私だって!
あなたが大事な友だちなんだっ!
「あ、あ、ありがとぉ!! 白鳥さぁん!! 嫌いになんかならないよっ! 大好きだよっ!」
泣きじゃくる白鳥さん。
私は白鳥さんに抱き着いて、思い切り泣いていた。
白鳥さんも、わんわん泣く私をしっかり抱きしめてくれた。
そう、私と白鳥さんは西日が射しこむ屋上で、固く抱き合い、大泣きしていたのである。
成瀬君が去った私だけしかいない屋上に、来るはずがない白鳥さんが現れたのだ。
「ゆいっ!」
白鳥さんは再び私の名を呼んだ。
そして、ダッシュして私の前に立った。
やっぱり急いで来たのか、息絶え絶えって、感じだ。
綺麗な彼女の目には涙がいっぱいたまっていた。
「ごめんねっ! ごめんねっ!」
「白鳥……さん」
「ゆいが悪いわけじゃないのに……私、八つ当たりしてたっ! 自分の想いが届かなくて! 思い通りにいかなくてっ! 悠真様が好きなのは、ゆいなのにっ!」
仲良くなってからの白鳥さんは……
いつも私に本音で話してくれる。
でも、私は彼女ほど、本音で話せていただろうか?
私も勇気を出そう!
白鳥さんへ、自分の気持ちを素直に言おう!
「私こそ、ごめんっ! 白鳥さんがっ! 私を信頼してっ、頼ってくれてっ! 悩みを相談してくれたのにっ! 何もする事が出来なかったっ!」
「そんな事いいのっ! ゆいは、大事な友だちなのっ! 嫌いにならないでっ! 失いたくないっ! 失いたくないのっ!」
白鳥さん!
私だって、私だって!
あなたが大事な友だちなんだっ!
「あ、あ、ありがとぉ!! 白鳥さぁん!! 嫌いになんかならないよっ! 大好きだよっ!」
泣きじゃくる白鳥さん。
私は白鳥さんに抱き着いて、思い切り泣いていた。
白鳥さんも、わんわん泣く私をしっかり抱きしめてくれた。
そう、私と白鳥さんは西日が射しこむ屋上で、固く抱き合い、大泣きしていたのである。