モブで地味子な私を、超イケメン男子が、かまってかまって溺愛中!
第24話「ゆい、何か、言った? 言ってませ~ん!」
成瀬君は私にとって初めての彼氏。
意外な事に私も成瀬君にとって初めての彼女……だと彼は言う。
「うっそぉ」
「ホントだって!」
「信じられないよ。成瀬君モテモテだし」
「いやいや……ゆい、お前が初めての彼女だって!」
成瀬君との交際が始まってからも、ふたりのやりとりは変わらない。
初めてアニメのイベント会場で出会い、盛り上がった時から話し方は同じだ。
彼の呼び方も下の名前の悠真じゃなく、成瀬君って呼んでいるし。
そして学校で会うのは昼休みだけ。
ふたり一緒にランチを食べる。
いろいろあって、次の週末に『初めてのデート』をする予定だ。
デートの場所は当然ふたりが出会った記念すべき大好きな場所。
アニメとラノベの聖地『楽葉原』である。
最近は、成瀬君が大好きなハムカツサンドの割合が多くなった。
クリームパンと交互にってローテーション。
ランチの時の話題はアニメとラノベ。
カミングアウトしてすっきりしたのか、成瀬君はとっても生き生きしている。
時たま、白鳥さんが混り3人でランチ。
最近白鳥さんはラノベを読み始めた。
ハムカツサンドをほおばりながら、白鳥さんは言う。
「ゆい! どーしてくれるの、ラノベ!」
「え? どういう意味?」
「勉強の息抜きが息抜きじゃなくなったのよ」
「???」
「だって! おもしろすぎるっ! 楽しすぎるっ! 気がついたら3時間くらいラノベ読んでるんだもん!」
「おいおい、白鳥さん……それ、わたしのせい?」
「そうだよ! ラノベを教えてくれたゆいが悪いっ! でもでもっ! 悪役令嬢、最高っっ!!」
「ええと、それって、白鳥さんが悪役令嬢にすごくシンパシー感じてるんじゃ……」
「ゆい、何か、言った?」
「言ってませ~ん!」
「あははは、ゆいと白鳥さん、何、漫才やってんだよ」
なんて、最後には成瀬君に思い切り笑われてしまいましたとさ。
意外な事に私も成瀬君にとって初めての彼女……だと彼は言う。
「うっそぉ」
「ホントだって!」
「信じられないよ。成瀬君モテモテだし」
「いやいや……ゆい、お前が初めての彼女だって!」
成瀬君との交際が始まってからも、ふたりのやりとりは変わらない。
初めてアニメのイベント会場で出会い、盛り上がった時から話し方は同じだ。
彼の呼び方も下の名前の悠真じゃなく、成瀬君って呼んでいるし。
そして学校で会うのは昼休みだけ。
ふたり一緒にランチを食べる。
いろいろあって、次の週末に『初めてのデート』をする予定だ。
デートの場所は当然ふたりが出会った記念すべき大好きな場所。
アニメとラノベの聖地『楽葉原』である。
最近は、成瀬君が大好きなハムカツサンドの割合が多くなった。
クリームパンと交互にってローテーション。
ランチの時の話題はアニメとラノベ。
カミングアウトしてすっきりしたのか、成瀬君はとっても生き生きしている。
時たま、白鳥さんが混り3人でランチ。
最近白鳥さんはラノベを読み始めた。
ハムカツサンドをほおばりながら、白鳥さんは言う。
「ゆい! どーしてくれるの、ラノベ!」
「え? どういう意味?」
「勉強の息抜きが息抜きじゃなくなったのよ」
「???」
「だって! おもしろすぎるっ! 楽しすぎるっ! 気がついたら3時間くらいラノベ読んでるんだもん!」
「おいおい、白鳥さん……それ、わたしのせい?」
「そうだよ! ラノベを教えてくれたゆいが悪いっ! でもでもっ! 悪役令嬢、最高っっ!!」
「ええと、それって、白鳥さんが悪役令嬢にすごくシンパシー感じてるんじゃ……」
「ゆい、何か、言った?」
「言ってませ~ん!」
「あははは、ゆいと白鳥さん、何、漫才やってんだよ」
なんて、最後には成瀬君に思い切り笑われてしまいましたとさ。