モブで地味子な私を、超イケメン男子が、かまってかまって溺愛中!
第27話「ふたりの記念に」
今、私は大好きな成瀬君と手をつないで『楽葉原』を歩いている!
ホント、夢みたいだ。
楽葉原は相変わらずひとが多い。
いろいろなひとがいる。
私たちみたいなカップルも大勢いる。
若いひとが圧倒的に多いけど、結構年配のひともいる。
あれ?
どう見ても70歳をこえた同士のカップル?とすれちがう。
私たちみたいに仲良く手をつないでいる。
でも、はずかしがったりせず堂々としていた。
なぜか、ほほえましく嬉しくなってしまう。
成瀬君も同じ気持ちだったみたい。
「ゆい」
「ん?」
「俺たち、年取っても、ああいうふうになりたいな」
「うんっ! 素敵なふたり。私たちもずっとず~っと仲良しだよねっ!」
「おう!」
成瀬君はきゅ!と手を握って来た。
彼の手はやっぱり大きくて温かい。
心も温かくなって来る。
そんな浮き浮き気分のまま、アニメショップへ。
店内へ入る。
まだ朝早いのに店内はお客さんでいっぱいだ。
いろいろ物色しながら見て回る。
ここで発見!
「ゆい、俺たちが出会ったイベントのアニメグッズ、売ってるぞ」
「わあ! とうとう作ったんだ」
そう、マイナーな作品の為、今までは買いたくともグッズを販売していなかった。
でも記念すべき初デートの日に売っているとは何というハッピーさなの!
キャラのフィギュア。
ぬいぐるみ。
キーホルダー。
クリアファイル。
ボストンバッグ。
番組ロゴの入ったマグカップ。
スプーン。
他にもいっぱいあるっ。
「成瀬君! 出会ったのと今日の初デート記念になんか買お!」
「おお、そうだ。じゃあ俺がマグカップ買う。ふたつ買ってお互いに使う。ペアにするんだ」
「うん、いいね! じゃあ私スプーンと、キーホルダー買う!」
「よし! じゃあ俺はクリアファイルも買おう!」
と競うように買って、それぞれふたつずつ、全てをお互いにペア使いする事に決めた。
うわお!
大好きなアニメグッズ、大量買いっ!
でも全然惜しくない。
「うふふ、成瀬君。けっこう、おふせしちゃったね」
「ああ、ゆい。いつも番組楽しませてもらっているから、当然のお返ししだな」
「これ、私たち自身のお礼もだよね」
「ああ、俺とゆいを、運命的に巡り逢わせてくれたからな」
アニメショップの大きな袋を提げた私と成瀬君。
ふたりは顔を見合わせ、晴れやかに笑ったのである。
ホント、夢みたいだ。
楽葉原は相変わらずひとが多い。
いろいろなひとがいる。
私たちみたいなカップルも大勢いる。
若いひとが圧倒的に多いけど、結構年配のひともいる。
あれ?
どう見ても70歳をこえた同士のカップル?とすれちがう。
私たちみたいに仲良く手をつないでいる。
でも、はずかしがったりせず堂々としていた。
なぜか、ほほえましく嬉しくなってしまう。
成瀬君も同じ気持ちだったみたい。
「ゆい」
「ん?」
「俺たち、年取っても、ああいうふうになりたいな」
「うんっ! 素敵なふたり。私たちもずっとず~っと仲良しだよねっ!」
「おう!」
成瀬君はきゅ!と手を握って来た。
彼の手はやっぱり大きくて温かい。
心も温かくなって来る。
そんな浮き浮き気分のまま、アニメショップへ。
店内へ入る。
まだ朝早いのに店内はお客さんでいっぱいだ。
いろいろ物色しながら見て回る。
ここで発見!
「ゆい、俺たちが出会ったイベントのアニメグッズ、売ってるぞ」
「わあ! とうとう作ったんだ」
そう、マイナーな作品の為、今までは買いたくともグッズを販売していなかった。
でも記念すべき初デートの日に売っているとは何というハッピーさなの!
キャラのフィギュア。
ぬいぐるみ。
キーホルダー。
クリアファイル。
ボストンバッグ。
番組ロゴの入ったマグカップ。
スプーン。
他にもいっぱいあるっ。
「成瀬君! 出会ったのと今日の初デート記念になんか買お!」
「おお、そうだ。じゃあ俺がマグカップ買う。ふたつ買ってお互いに使う。ペアにするんだ」
「うん、いいね! じゃあ私スプーンと、キーホルダー買う!」
「よし! じゃあ俺はクリアファイルも買おう!」
と競うように買って、それぞれふたつずつ、全てをお互いにペア使いする事に決めた。
うわお!
大好きなアニメグッズ、大量買いっ!
でも全然惜しくない。
「うふふ、成瀬君。けっこう、おふせしちゃったね」
「ああ、ゆい。いつも番組楽しませてもらっているから、当然のお返ししだな」
「これ、私たち自身のお礼もだよね」
「ああ、俺とゆいを、運命的に巡り逢わせてくれたからな」
アニメショップの大きな袋を提げた私と成瀬君。
ふたりは顔を見合わせ、晴れやかに笑ったのである。