モブで地味子な私を、超イケメン男子が、かまってかまって溺愛中!
第33話「お嬢様来訪」
祝日の日……
今日は白鳥さんが遊びに来る日。
家にいるのは私とお母さん。
お父さんは出張で留守である。
今や親友となった白鳥さんが遊びに来ると伝えたら、お母さんはびっくり。
「えええ? お前の友だちがウチへ遊びに来るなんて」
そして、
「えええっ!? 大きな会社の社長令嬢って、本当!?」
あの……何度も驚きすぎだって、もう!
という事で、午前10時30分。
ピンポーン!
自宅のチャイムが鳴った。
インターフォンのモニターに映ったのは白鳥さん。
あと……
見知らぬ初老の、品が良さそうな男性がひとり、彼女に寄り添うように立っていた。
「わ! 来たよ、ホントに来た。お嬢様が! や、やっぱり可愛い子だねぇ!」
あは!
モニターをのぞき込んだお母さんの方があわてている。
3度目のびっくり。
苦笑した私はお母さんを私は、促す。
「だね! 玄関へ迎えに行こう」
かちゃり。
開錠し、ドアを開ける。
「ゆい! 来たよおっ!」
響く明るい声。
わ!
素敵なワンピース。
シックなデザイン。
多分、ブランドものだろう。
いつもの制服姿とはまったく違う。
流行りの服を素敵に着こなした笑顔の白鳥さんが立っていた。
傍らに立っていた初老の男性が綺麗な紙袋の大小ふたつを、白鳥さんへ渡した。
「お嬢様。午後5時にお迎えに上がります」
「ありがとう。お願いします。お疲れ様」
「白鳥家の運転手で、田中と申します。三島様とお母様、礼華お嬢様をよろしくお願いいたします」
「は、はいっ!」
「礼華さん、お時間までお預かりいたしますっ!」
田中と名乗った運転手さんは深く一礼すると、ゆっくりと去って行った。
白鳥さんは私とお母さんへ向き直る。
あらら、表情が一変している。
ひどくまじめな雰囲気だ。
「お母様、初めまして、白鳥礼華と申します。ゆいさんには普段、とても良くして頂いております。本日は宜しくお願い致します」
「は、はいぃぃっっ! ゆ、ゆいの! は、母でっ! み、三島、よ、陽子ですっ! こ、こ、こちらこそっ! よ、宜しくお願い致しますっ!」
しっかりきっちりと挨拶をした白鳥さんに……
私のお母さんは、ただただ圧倒されていたのである。
今日は白鳥さんが遊びに来る日。
家にいるのは私とお母さん。
お父さんは出張で留守である。
今や親友となった白鳥さんが遊びに来ると伝えたら、お母さんはびっくり。
「えええ? お前の友だちがウチへ遊びに来るなんて」
そして、
「えええっ!? 大きな会社の社長令嬢って、本当!?」
あの……何度も驚きすぎだって、もう!
という事で、午前10時30分。
ピンポーン!
自宅のチャイムが鳴った。
インターフォンのモニターに映ったのは白鳥さん。
あと……
見知らぬ初老の、品が良さそうな男性がひとり、彼女に寄り添うように立っていた。
「わ! 来たよ、ホントに来た。お嬢様が! や、やっぱり可愛い子だねぇ!」
あは!
モニターをのぞき込んだお母さんの方があわてている。
3度目のびっくり。
苦笑した私はお母さんを私は、促す。
「だね! 玄関へ迎えに行こう」
かちゃり。
開錠し、ドアを開ける。
「ゆい! 来たよおっ!」
響く明るい声。
わ!
素敵なワンピース。
シックなデザイン。
多分、ブランドものだろう。
いつもの制服姿とはまったく違う。
流行りの服を素敵に着こなした笑顔の白鳥さんが立っていた。
傍らに立っていた初老の男性が綺麗な紙袋の大小ふたつを、白鳥さんへ渡した。
「お嬢様。午後5時にお迎えに上がります」
「ありがとう。お願いします。お疲れ様」
「白鳥家の運転手で、田中と申します。三島様とお母様、礼華お嬢様をよろしくお願いいたします」
「は、はいっ!」
「礼華さん、お時間までお預かりいたしますっ!」
田中と名乗った運転手さんは深く一礼すると、ゆっくりと去って行った。
白鳥さんは私とお母さんへ向き直る。
あらら、表情が一変している。
ひどくまじめな雰囲気だ。
「お母様、初めまして、白鳥礼華と申します。ゆいさんには普段、とても良くして頂いております。本日は宜しくお願い致します」
「は、はいぃぃっっ! ゆ、ゆいの! は、母でっ! み、三島、よ、陽子ですっ! こ、こ、こちらこそっ! よ、宜しくお願い致しますっ!」
しっかりきっちりと挨拶をした白鳥さんに……
私のお母さんは、ただただ圧倒されていたのである。