モブで地味子な私を、超イケメン男子が、かまってかまって溺愛中!
第42話「ありがとう!」
私と成瀬君、お母さんの3人で調理した『サンドイッチ祭り』は大好評のうちに終わった。
お母さんは成瀬君の事をすっかり気に入ったようである。
しきりに、「料理をする男子というのは好ましいわ」と言う。
多少、面食いの傾向もあるに違いない。
私をよそに、嬉々として成瀬君と話しているから。
「成瀬君、サンドイッチ祭り、またやりましょうね。今度はうちのお父さんがいる時に?」
「お母さん、本当ですか? 俺またうかがって構わないのですね?」
「ええ、成瀬君ならば大歓迎よ。いつでも来てちょうだい」
「でも俺、お父さんに嫌われたくないです」
「大丈夫! 私が成瀬君の味方になるから。ゆいとふたりで同盟したら、絶対勝てるわよ」
「いえでも、ゆいの事、お父さん、とってもかわいがっているって聞きましたから」
「そうなのよぉ。ええっと……うちのお父さんにはね、何か趣味の話できっかけを作れば良いと思うわ」
「趣味? たとえば?」
「釣り……かしら」
「良かった! 釣りならウチのオヤジが大好きなんで船にも乗りますし、海、湖、川、いろんな場所へガキの頃から一緒に行ってます」
「それはとても良いと思う。ウチのお父さん大の釣り好きだから、絶対話が合うと思うわ」
「最近はアニメとラノベに、はまっているんで、釣りに行く頻度はだいぶ減りましたけど」
「へえ、アニメとラノベにね。意外だわ。でもアニメのおかげで、ウチのゆいが成瀬君と巡り会ったから大感謝ね」
「ええ、ホントそうですよ」
「ねぇ、成瀬君のご両親。ゆいから聞いたけど、お父さんがカメラマンで、お母さんがメイクアップアーティストなの?」
「そうです」
あはは……
お母さんたら! 根掘り葉掘り聞いちゃって!
わきで聞いてるだけで、私も成瀬君の事が改めてよく分かっちゃう。
成瀬君、いつも優しいけど……今日もすっごく優しかった。
私の為に一生懸命考えてくれた。
そしてウチのお母さんにいろいろ気をつかってくれて、本当にありがとう!
私も成瀬君の役に立ちたいと強く思う。
成瀬君! 大好き!
こうして……
成瀬君の三島家訪問は大成功に終わったのである。
お母さんは成瀬君の事をすっかり気に入ったようである。
しきりに、「料理をする男子というのは好ましいわ」と言う。
多少、面食いの傾向もあるに違いない。
私をよそに、嬉々として成瀬君と話しているから。
「成瀬君、サンドイッチ祭り、またやりましょうね。今度はうちのお父さんがいる時に?」
「お母さん、本当ですか? 俺またうかがって構わないのですね?」
「ええ、成瀬君ならば大歓迎よ。いつでも来てちょうだい」
「でも俺、お父さんに嫌われたくないです」
「大丈夫! 私が成瀬君の味方になるから。ゆいとふたりで同盟したら、絶対勝てるわよ」
「いえでも、ゆいの事、お父さん、とってもかわいがっているって聞きましたから」
「そうなのよぉ。ええっと……うちのお父さんにはね、何か趣味の話できっかけを作れば良いと思うわ」
「趣味? たとえば?」
「釣り……かしら」
「良かった! 釣りならウチのオヤジが大好きなんで船にも乗りますし、海、湖、川、いろんな場所へガキの頃から一緒に行ってます」
「それはとても良いと思う。ウチのお父さん大の釣り好きだから、絶対話が合うと思うわ」
「最近はアニメとラノベに、はまっているんで、釣りに行く頻度はだいぶ減りましたけど」
「へえ、アニメとラノベにね。意外だわ。でもアニメのおかげで、ウチのゆいが成瀬君と巡り会ったから大感謝ね」
「ええ、ホントそうですよ」
「ねぇ、成瀬君のご両親。ゆいから聞いたけど、お父さんがカメラマンで、お母さんがメイクアップアーティストなの?」
「そうです」
あはは……
お母さんたら! 根掘り葉掘り聞いちゃって!
わきで聞いてるだけで、私も成瀬君の事が改めてよく分かっちゃう。
成瀬君、いつも優しいけど……今日もすっごく優しかった。
私の為に一生懸命考えてくれた。
そしてウチのお母さんにいろいろ気をつかってくれて、本当にありがとう!
私も成瀬君の役に立ちたいと強く思う。
成瀬君! 大好き!
こうして……
成瀬君の三島家訪問は大成功に終わったのである。