結局好きって気持ちは止められない。
「姫菓のマネージャー、ストーカーだったの。」
『…ストーカー!?』
彼女の元マネージャーは前々から熱狂的なファンだったらしい。
それを隠し、利用し、家に入ったりしていたのだが、先月の夜、彼女の家に忍び込んで寝込みを襲おうとした。
彼女は、ギリギリの所で家を飛び出し、何もなくて済んだらしい。
『そんな事が…』
「私はね、あなたを信用しているわ。だってあなたは何をするにも普通だもの。」
普通!?
「あなたは変わった事をしない。そんなの雰囲気ですぐにわかるわ。」
『あ…そうですか…』
普通。
そんな理由で選ばれた僕って……
なんか落ち込むなぁ~