雪の降るこの街で君に恋する
杏美の家に連れてこられ、ずっと質問攻めをされた。杏美には、やはり嘘はつけなかった。とうとう、何があったか全て洗いざらいはいてしまった。
【何それ!最低!】
「ちょっ杏美、落ち着いて」
【落ち着いてなんか居られないよ!雪は、なんでこのこと隠してたの?】
「心配かけたくなかったから、ごめん。」
【それ、雪の悪い癖だよ。すぐ人のこと考えちゃう癖。雪はもっと人を頼らなきゃ。私でもいいし、宏君でもいいからさ】
「ありがとう」
【何があっても、私は雪の味方だよ!いつでも頼ってね】
「うん」
~次の日~
今日は、宏が学校に来てるみたいだから、彼女達も、何もしてこない。よかった。宏にバレずに済む。後は、話したりしなげれば、大丈夫だ。そう思った時だった、、、
『おい。雪』
この声は、 宏だ でも、私は関わっちゃいけない。また、杏美にも心配かけちゃう。また、嫌がらせされる。だから、私は無視した。
「、、、」
『おい!無視すんなよ』
やめて。私に構わないで。その場から逃げようとした時、嫌な声が聞こえた。
〖あ〜宏君だ〜〗
最悪だ。もう、ここから逃げ出したいのに、
『ああ、立花か』
〖宏君の載ってる雑談買ったよー!宏君ちょーかっこよかった!〗
『サンキュ』
〖私、宏君といっぱい話したい!だから、お昼一緒に食べよ!〗
あっ今のうちに、ここから離れよ
『あ、俺雪に話があるから、昼は雪と食べる。行くぞ』
「嫌だ。宏と話すことなんてない」
咄嗟に出てしまった。でも、それが私の今の気持ちだった。
『いいから。来いって』
「ちょっと!離して!」
男の宏の力に勝てる訳もなく、腕を掴まれ、屋上に連れていかれた。その時、ある声が聞こえた。
〖ボソッ何あれ。まだ懲りてないの?〗
最悪だ。立花さんが、何か言ったのはわかった。ただ、宏に聞こえていないか。それだけが気になって仕方がなかった。
そして、宏と少し話して、今日は久しぶりに一緒に帰ることになった。この時の私は、 すっかり忘れていた。立花さんの宏に向けている好意について、今の私は、宏に関わってはいけないということを。
雪side end
【何それ!最低!】
「ちょっ杏美、落ち着いて」
【落ち着いてなんか居られないよ!雪は、なんでこのこと隠してたの?】
「心配かけたくなかったから、ごめん。」
【それ、雪の悪い癖だよ。すぐ人のこと考えちゃう癖。雪はもっと人を頼らなきゃ。私でもいいし、宏君でもいいからさ】
「ありがとう」
【何があっても、私は雪の味方だよ!いつでも頼ってね】
「うん」
~次の日~
今日は、宏が学校に来てるみたいだから、彼女達も、何もしてこない。よかった。宏にバレずに済む。後は、話したりしなげれば、大丈夫だ。そう思った時だった、、、
『おい。雪』
この声は、 宏だ でも、私は関わっちゃいけない。また、杏美にも心配かけちゃう。また、嫌がらせされる。だから、私は無視した。
「、、、」
『おい!無視すんなよ』
やめて。私に構わないで。その場から逃げようとした時、嫌な声が聞こえた。
〖あ〜宏君だ〜〗
最悪だ。もう、ここから逃げ出したいのに、
『ああ、立花か』
〖宏君の載ってる雑談買ったよー!宏君ちょーかっこよかった!〗
『サンキュ』
〖私、宏君といっぱい話したい!だから、お昼一緒に食べよ!〗
あっ今のうちに、ここから離れよ
『あ、俺雪に話があるから、昼は雪と食べる。行くぞ』
「嫌だ。宏と話すことなんてない」
咄嗟に出てしまった。でも、それが私の今の気持ちだった。
『いいから。来いって』
「ちょっと!離して!」
男の宏の力に勝てる訳もなく、腕を掴まれ、屋上に連れていかれた。その時、ある声が聞こえた。
〖ボソッ何あれ。まだ懲りてないの?〗
最悪だ。立花さんが、何か言ったのはわかった。ただ、宏に聞こえていないか。それだけが気になって仕方がなかった。
そして、宏と少し話して、今日は久しぶりに一緒に帰ることになった。この時の私は、 すっかり忘れていた。立花さんの宏に向けている好意について、今の私は、宏に関わってはいけないということを。
雪side end