雪の降るこの街で君に恋する
新しい出会い


今日は、宏が学校に来ないから、また、嫌がらせが始まる。学校に行きたくはないが、行かなければ家族に心配をかけることになる。あーあ、憂鬱だな。学校に着いて席に着いた。すると、

〖あ、華島さーん。〗

ほら来たよ。最近は、こんな風に絡まれるのが当たり前になってきた。いっそ、無視してみようか、いや、ダメだな。もう少し、頑張ってみよう。必ず、誰か助けてくれるから。どうせ、もう少しでやめてくれるだろう。



〜次の日〜

〖きゃはは〗

「、、、」

何が起こったのか、一瞬わからなかった。朝登校して、突然、トイレに連れてこられ、個室に閉じ込められ、気づけば、扉の上から水をかけられていた。

〖あんなに忠告したのに、宏君に近づくからよ〗

‹大人しくしとかないからよ›

‹自業自得笑笑›

「、、、」

もう、嫌だ。もうこれ以上は、耐えられない。もう死にたい。そう思いながら、屋上へ、走っていった。
そして、勢い良くドアを開けた。そして、手すりに手をかけた。ここから、飛び降りれば楽になる。そう思った時

〘なにしてんの 〙

「えっ、あなたは誰?どうしてここに」

今は、授業中のはず、人がいるはずない

〘 お前こそ何しようとしてんの。つか、人の名前聞くなら自分から名乗れば?〙

「私は、華島 雪。あなたは?」

〘 俺は、霧島 夏斗(きりしま なつと)〙

「霧島君は、ここでなにしてんの?今は、授業中だよ。早く教室行ったら?」

〘お前こそだろ?俺は、見ての通りサボりだよ。わかんねーの?てか、なんでないてんの? 〙

「な、なんでもない、、、グス」

〘ハァ、、、 まぁ、どうでもいいや。興味無いし。てか、俺が呼びとめなかったらどうするつもりだったの?〙

「それは、、、」

〘どうせ、そっから飛び降りようとしたんだろ 〙

「なんで、わかって、、」

〘いじめられてんだろ。お前 〙

「あんたに関係n〘それで、誰も助けてくれないから、死んで逃げようとしてんだろ 〙

「そんなことない!ちゃんと心配してくれてる人はいる!」

〘は?心配してるだけだろ?助けてくれたわけじゃないんだろ 〙

それ以上、何も言えなかった。本当のことだったから。確かに、杏美や宏は、心配してくれた。でも、助けてくれたわけじゃない。

〘華島ったっけ?俺が、助けてやろうか? 〙

「何言ってんの?私は、宏を守るために耐えてんの!勝手な事しようとしないで!」

〘面白いじゃん。男の為に体張ってんだ。 〙

「悪い?大事な幼なじみだからね」

〘 宏って最近有名になったやつ?〙

「そうだけど、、、何」

〘 まぁ、助けてやるよ。宏君にも分からないように、全部片付けてやるよ。〙

「なんでそこまでしてくれるの」

〘ん?そんなの面白そーだからに決まってんじゃん笑笑 〙

「なんにそれ、、、」

〘 ただし、条件がある。〙

「条件?」

〘 お前の本当の気持ちを全部済んだ後に伝えろよ〙

その時は、何を言っているか分からなかった。でも、宏にバレずに済むならと思い、「うん。分かった。」と、私は答えた。
< 8 / 9 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop