Livre magic〜未来への光〜
剣を握り締め、立ち上がろうとしても、すぐに苦痛を与える魔法によって妨害される。相手に苦痛を与える拷問魔法は、禁忌の魔法として歴史に名を残す魔法使いたちであっても使用どころか習得すら禁じられていたはずだ。一体、どうして……。
「どうしてこの魔法が使えるのか、お前たちはそれが聞きたいだろ。答えは一つ。人の苦しむ姿を楽しむためさ」
コツコツとオズワルドさんの靴音が近付いてくる。立ち上がれ、起きろ!仲間が傷付けられる前に、自分が傷付けられる前に、戦え!
あんな苦痛を味わうのは嫌だ。特に自分の大切な人たちには……。そう思っても、連続で拷問魔法をかけられた体はピクリとも動かない。
ついに、靴音は止んだ。倒れる僕の目の前に影がかかり、オズワルドさんが目の前にいるのだとわかる。オズワルドさんがこれからすることを嫌でもわかった。
「じゃあな、不幸な魔法使いくん」
楽しげにそう言い、オズワルドさんが剣を振り上げる。やはり僕を殺すつもりなんだ。
「どうしてこの魔法が使えるのか、お前たちはそれが聞きたいだろ。答えは一つ。人の苦しむ姿を楽しむためさ」
コツコツとオズワルドさんの靴音が近付いてくる。立ち上がれ、起きろ!仲間が傷付けられる前に、自分が傷付けられる前に、戦え!
あんな苦痛を味わうのは嫌だ。特に自分の大切な人たちには……。そう思っても、連続で拷問魔法をかけられた体はピクリとも動かない。
ついに、靴音は止んだ。倒れる僕の目の前に影がかかり、オズワルドさんが目の前にいるのだとわかる。オズワルドさんがこれからすることを嫌でもわかった。
「じゃあな、不幸な魔法使いくん」
楽しげにそう言い、オズワルドさんが剣を振り上げる。やはり僕を殺すつもりなんだ。