I LOVE YOU
部屋に戻り、日本にいる妹に電話をした。
妹は、私にとって親友みたいな感じ。
この留学も、
迷っている時に背中を押してくれた1人。
もちろん、友達もいるつもりだけど…ここだけの話、妹より大切な人はいない。
『れな、今どこ』
「家で寝てた」
『ねぇ、聞いて。ホームステイ先の人が私の行く学校の先生だった』
「まじ?運命じゃん」
『そう、運命』
「名前は?」
『Lucas!』
「かっこいい!Lucas!」
『バカにすんなし』
妹のれなは、耳が痛くなるくらいの大きな声で笑っていた。
れなとは5歳差。
ぴちぴちの中学生。
若いって羨ましいと、言うと結構真剣に叩かれる…
妹からしたら、もう若くないらしい…
そんなところも、可愛いと思えてしまう。
姉は妹に会いたいよ。