I LOVE YOU
BBQの準備はタイヨウがしてくれた。
私は、タイヨウにちょっかいを出す役目。
2人だけだったから、楽しすぎたし…お互い気を遣わずにのんびりしていた。
『お肉美味しい』
「このお肉食べる?」
『食べたい』
と言うと、近くまできてアーンしてくれた。
お肉を待っている時間は、タイヨウに抱っこしてもらったりおんぶしてもらったり…
抱っこされたら、もちろんキスされるし…
おんぶはおんぶで、
クルクル回って目がまわり、気持ち悪くなるやる。
ある意味ジェットコースターだった。
『目回る!やーーだーーあ!』
必死にタイヨウにしがみついていたけど、結局振り落とされて芝生の上。
芝生だから、
チクチクするだけで落ちても痛くなかった。
だからこそ、タイヨウも全力特急。
「One more time?」
『やだ』
「え?」
『りさがやってあげる』
と、
張り切ってタイヨウを背負ってみたものの、おんぶするだけで精一杯で回れなかった。
『あぁ、残念!』