I LOVE YOU




起きると、私はタイヨウに抱きしめられていた。




それも、

タイヨウの腕枕で…タイヨウと同じ布団で?




この状況がなかなか、飲み込めなかったけど…理解した瞬間、恥ずかしくなってしまった。





『無理…』



そう呟いても、ぐっすり寝ているタイヨウは気付くはずもない。



この3ヶ月間。

結構な頻度で一緒にいたけど…寝顔を見るのは初めてで何だか新鮮だった。





『タイヨウ…』

「What?」

『起きて、今何時?』


と、

聞くと腕につけていた時計を見せてきた。





21時!

私、どんだけ寝たんだろう…






『帰りたい』

「Why?」

『帰りたい』

「Why?」

『タクシー呼んで』

「No.thank you 」




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