夜行性のホストに溺愛されてます
怪しい男の人だった ,
それでも声をかけてもらえたことが嬉しくて
例え 、それが仕事だからだとしても 。
「 お金かかりますか 」
口から出たのはそんな言葉で
この人の格好から想像するに
きっと女の子を接待する仕事なんだろうと思った
「 じゃあ … 特別にタダで 」
そう言ってお茶目に笑いかけてくれた
" いかにも " という感じのお店に入る
壁には何枚もの男の人の写真と源氏名 .
男の人の写真には人気No.1の札がついていた
「 お兄さん 、人気なんですね … 」
そう言うと 、照れたように下を向く
「 では 、こちらの部屋へどうぞ 」
通された部屋は驚くほど広くて
ワインレッドのソファとシャンデリアがあった