夜行性のホストに溺愛されてます






 さっきの人とはまた違う男の人が来る




 「 ご指名はいかがなさいますか 」




 私の前に跪いた人は茶髪だった




 「 俺の女の子だから 」




 そう言って声をかけてきた人が部屋に入ってくる




 茶髪の男の人は飲み物を置いて下がっていった




 「 りょうです 、よろしくお願いします 」




 自己紹介をされる ,




 声は少し低くてかっこいい




 顔ももちろん爽やかなイケメンだった





 「 ひなです 、宜しくお願いします … 」





 「 ひな 、ね 」





 にこにこしながらこっちを見つめてくる




 男性経験が全くない私には耐えられない視線だった




 「 なんで … 見てるんですか ? 」




 「 なんで見ちゃだめなの ? 」
 



 「 だめってわけじゃ … 」




 「 ひながかわいいから見てるんだよ 」





 ひっきりなしに出てくる甘いセリフのおかげで




 さっきまで考えていた悩み事は頭から消えた






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