リナリアが咲く頃に
私は学校まで歩きとバスと電車を使い
1時間半かけて行く。
田舎すぎて電車はもちろん通っていない。

ようやく学校の最寄りの駅まで
ついたと思ったら、
そこから更に25分歩く。

なれないローファーを履き歩いていると

「美波ちゃんだよね?」

誰かに声をかけられた。

「あ!賀子ちゃん?」

インスタで既に同じクラスの友達は作っていた。
まさか会えると思っていなかったから
お互いつい嬉しくなった。

「会えてよかった~今日からよろしくね!」

賀子ちゃんが可愛く微笑む。
この子きっとモテるんだろうなぁ。
< 2 / 5 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop