【完結】君の全てを奪いたい〜俺の愛で埋め尽くす〜
「今日からまた、家族としてよろしくな?奈都」
咲哉さんからそう言われたわたしは、「こちらこそ、よろしくお願いします」と笑顔で答えた。
「奈都」と名前を呼ばれて、未だにドキドキする。そして咲哉さんは、わたしの頬に触れる。
「咲哉……さん?」
どうしたんだろう?そう思いながらいたら、咲哉さんはわたしをジッと見つめてこう言葉にした。
「奈都、俺はこれから先も、奈都のことを愛するよ。そして藍(あおい)のことも、心から愛すると約束する」
「……はい。わたしもです、咲哉さん」
家族という大切な宝物が出来たことで、その気持ちはより一層高まっていく。大切な宝物、大切な人。それはわたしが今までずっと求めていた理想の生き方だ。
「奈都と藍(あおい)がずっと幸せで、毎日笑顔の耐えない家庭になるように、俺は努力していくつもりだ。 俺たち家族の大黒柱として、俺は一生懸命頑張るからな?」
「……はい」
やっぱり間違いない。……これがわたしの生き方だ。