【完結】君の全てを奪いたい〜俺の愛で埋め尽くす〜
子供たちを保育園まで送った後は、家に戻り家事をこなす。掃除や洗濯、バルコニーの掃除やお風呂の掃除まで全部こなしている。咲哉さんは無理しなくていいと言うけれど、それがわたしの家での努めだから、手を抜きたくない。
仕事で遅くまで働いて帰ってきた咲哉さんに美味しいご飯を食べてほしいから、わたしはいつも料理にも気を遣っている。 子供たちにも好き嫌いなく食べてほしいから、なるべく食べやすい大きさにして小さくして食べさせてはいるけれど、それでも食べようとしない時もあるからそれが今すごく悩みではある。
母親としてのわたしも、妻としてのわたしも、どっちも手を抜きたくないから。だからこそ、何事にも全力で取り組みたい。
将来子供たちがわたしたちみたいな夫婦になりたいって思ってくれるように、わたしたちは子供たちに愛情をたくさん与えてあげたい。 もちろん、わたしたちも怒る時は怒るし、褒める所は褒めるようにしている。アメとムチで夫婦ふたり、子供たちを育てている。