【完結】君の全てを奪いたい〜俺の愛で埋め尽くす〜



「夏恋、ゆっくり食べるんだよ?」

「はぁーい」

「奈都、来週子供たちを連れて実家へ遊びに行かないか?親父たちが、子供たちに会いたいそうだ」

「そうですね。行きましょうか。子供たちも喜びますしね」

 咲哉さんのお父様とお母様は、本当に子供たちのことを可愛がってくれて、遊びに行くといつも面倒を見てくれる。そしてその時、わたしたちは夫婦ふたりでデートをする。
 
 夫婦ふたりの時間を作ってくれるお父様とお母様には、いつも感謝しかない。本当にありがたい存在だ。

「藍、来週またじいじとばあばの所に行こうな?」

「じいじとばあばに会えるの〜?」

「会えるよ。よかったね!パパが連れてってくれるって」

「やった〜!」

 子供たちはじいじとばあばに会えると知ると、いつも大喜びだ。じいじとばあばのことも大好きみたいで、いつも喜んでくれる。

「あれ?夏恋、もう食べないの?」

「かれん、おなかいっぱーい!」

「そっか。また明日、食べようね?」

「はぁーい」
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