【完結】君の全てを奪いたい〜俺の愛で埋め尽くす〜



 その後、咲哉さんが藍と夏恋をお風呂に入れてくれる。その間にわたしは、食器を洗ったり明日のお弁当の用意をしたりした。

「おーい!お風呂、出たぞ〜」

「はーい!」

 お風呂から出た後は、藍と夏恋をパジャマに着替えさせて、髪の毛を乾かすのがわたしの役目だ。これがまた、とても大変なんだけど……。

「あ、こら!藍!まだ髪の毛乾かしてないよ!」

「ぼくはこれから遊ぶんだもん!」

「ダーメ!もう今日は遊ぶの禁止だよ!」

 全く、全然言うこと聞かないんだから……。藍はいつも夜になると活発になるから、なかなか寝ようとしてくれないのだ。本当に困っている。

「藍、ママの言うことはちゃんと聞かないとダメだぞ?じゃないと、ママのホットケーキ食べさせてもらえないぞ?」

「ええ〜!ぼく、それはやだっ!」

 咲哉さんがいつもそういうと、大体藍はいつも大人しくなる。パパの言うことをちゃんと理解してくれているようで、ちゃんと言うことを聞いてくれるようになる。
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