エリートな彼の好きな女 ~ウブな秘書は恋愛をしたくないのです~
まったく、私、どれだけ免疫ないの。
まあ、免疫なんてついてるわけないんだけどね。
今まで恋愛は避けてきたし、中高女子校で男の人と関わることも全然無かった。
それがまさかの社長秘書として男性を意識する羽目になるとは。
そもそも私が社長秘書に任命されたのには明確な理由がある。
私の能力がずば抜けているとか、適性があるとかそんな素晴らしい理由じゃなくて、ただ社長に興味が無さそうだったから。
言わずもがなモテモテの社長の秘書となれば、女子社員がこぞって希望するらしい。
けれどそんな人に秘書をやらせて勤まるのか。
答えはノー。 うん、私もそう思う。
そこで、面接の時仕事以外で社長の話題を一切出さなかった私が選ばれたのだ。
なんとも微妙な決定打ではあるが、人事の思惑通り、私は社長は社長としてしか見ていない。
ところが今になって突然、デートとな。
でもこの場合私から誘ったわけじゃあるまいし、まぁ問題ないよね。
社長とデートしたくらいで仕事に支障を来さない自信はあるし。
「濃厚チーズケーキ、ふたつ下さい」
私はただいま口コミで好評だった洋菓子店に来ている。
社長と私のチーズケーキを買うためだ。
入った瞬間からバターやお菓子の甘い香りが鼻をかすめるこの感じ。
うーん。堪らな〜い!
ついでにクッキーも買ってしまおうかしら。
あ、茉梨佳の好きなチョコチップクッキー。
社長は抹茶派……私はチョコかプレーン…。
こういうところにくると、ついついたくさん買ってしまう。
衝動買いは良くないのに〜。
結局、チーズケーキとクッキーを買い込んで店を出た。
まぁ、いっか。 皆喜ぶしね。 社長にはお世話になってますし。
かなり良いように自分に言い聞かせ、会社に戻ろうと駅へ向かいだした時だ。
まあ、免疫なんてついてるわけないんだけどね。
今まで恋愛は避けてきたし、中高女子校で男の人と関わることも全然無かった。
それがまさかの社長秘書として男性を意識する羽目になるとは。
そもそも私が社長秘書に任命されたのには明確な理由がある。
私の能力がずば抜けているとか、適性があるとかそんな素晴らしい理由じゃなくて、ただ社長に興味が無さそうだったから。
言わずもがなモテモテの社長の秘書となれば、女子社員がこぞって希望するらしい。
けれどそんな人に秘書をやらせて勤まるのか。
答えはノー。 うん、私もそう思う。
そこで、面接の時仕事以外で社長の話題を一切出さなかった私が選ばれたのだ。
なんとも微妙な決定打ではあるが、人事の思惑通り、私は社長は社長としてしか見ていない。
ところが今になって突然、デートとな。
でもこの場合私から誘ったわけじゃあるまいし、まぁ問題ないよね。
社長とデートしたくらいで仕事に支障を来さない自信はあるし。
「濃厚チーズケーキ、ふたつ下さい」
私はただいま口コミで好評だった洋菓子店に来ている。
社長と私のチーズケーキを買うためだ。
入った瞬間からバターやお菓子の甘い香りが鼻をかすめるこの感じ。
うーん。堪らな〜い!
ついでにクッキーも買ってしまおうかしら。
あ、茉梨佳の好きなチョコチップクッキー。
社長は抹茶派……私はチョコかプレーン…。
こういうところにくると、ついついたくさん買ってしまう。
衝動買いは良くないのに〜。
結局、チーズケーキとクッキーを買い込んで店を出た。
まぁ、いっか。 皆喜ぶしね。 社長にはお世話になってますし。
かなり良いように自分に言い聞かせ、会社に戻ろうと駅へ向かいだした時だ。