エリートな彼の好きな女 ~ウブな秘書は恋愛をしたくないのです~
貰ったラブレターを他の女にあげるって、どういう神経してるのよ!
私が叱咤すると社長は首をひねって深く考え込みはじめた。
まったく、しょうがないんだから。
「そこのお菓子の缶に入れましょう。 これから好意のある女性に貰って困った時はここにしまってください」
「了解! ナイスアイデア、さすが秋月」
あーぁ。多分この人、読まずにばんばん投入してくぞ。
私がこまめにチェックする?
いやいや、相手からしたらラブレターを秘書に見られるとか、絶対嫌だ。
そもそもこんな缶に詰め込まれるだけで嫌な気しかしないわ。
まぁ、ゴミ箱行きよりはマシ…かもだけど。
「じゃ、今度こそ行こう。 いつものとこでいいか?」
「…はい」
私は社長の秘書をしている。
終業後、正直くだらないような内容で呼び出したりする社長。
けれど私は呼び出されるのが嫌じゃない。
慣れもあるけど、定期的にご褒美をくれるから。
今日はそのご褒美の日らしい。
ふふふ。 最初は社長様のお金でお酒なんてと戸惑ったし躊躇もしたけど、今では楽しみにしてしまっているんだもの。
社長も私もお酒が好きだから、結構盛り上がるんだ。
こんな生活を一年も続けていたら、社長に対してのフットワークも随分軽くなってしまう。
社長にばかとか最低とか、絶対言っちゃダメなやつよね。
それと、社長の年齢が兄と同じというのもあって、どうしても親近感というかなんというか。
年上で、しかも社長とこんな関係になるなんて、後にも先にもないだろう。
私が叱咤すると社長は首をひねって深く考え込みはじめた。
まったく、しょうがないんだから。
「そこのお菓子の缶に入れましょう。 これから好意のある女性に貰って困った時はここにしまってください」
「了解! ナイスアイデア、さすが秋月」
あーぁ。多分この人、読まずにばんばん投入してくぞ。
私がこまめにチェックする?
いやいや、相手からしたらラブレターを秘書に見られるとか、絶対嫌だ。
そもそもこんな缶に詰め込まれるだけで嫌な気しかしないわ。
まぁ、ゴミ箱行きよりはマシ…かもだけど。
「じゃ、今度こそ行こう。 いつものとこでいいか?」
「…はい」
私は社長の秘書をしている。
終業後、正直くだらないような内容で呼び出したりする社長。
けれど私は呼び出されるのが嫌じゃない。
慣れもあるけど、定期的にご褒美をくれるから。
今日はそのご褒美の日らしい。
ふふふ。 最初は社長様のお金でお酒なんてと戸惑ったし躊躇もしたけど、今では楽しみにしてしまっているんだもの。
社長も私もお酒が好きだから、結構盛り上がるんだ。
こんな生活を一年も続けていたら、社長に対してのフットワークも随分軽くなってしまう。
社長にばかとか最低とか、絶対言っちゃダメなやつよね。
それと、社長の年齢が兄と同じというのもあって、どうしても親近感というかなんというか。
年上で、しかも社長とこんな関係になるなんて、後にも先にもないだろう。