24時の鐘と俺様オオカミ
(き、きき、キスされ……!)
急激に上がる体温。早まる心臓。
戸惑いや恥ずかしさで、眉が八の字になった。
それを見た大路君は、
「やっと表情変わったな」
そう言って、
「真っ赤になって……リンゴみたい、白雪姫ちゃん」
今度は額にキスを落とす。
雪のように白い肌、宵闇で染めたような黒い髪、血潮のように赤い唇。
そんな白雪姫のもとに現れたのは――……オオカミでした。
急激に上がる体温。早まる心臓。
戸惑いや恥ずかしさで、眉が八の字になった。
それを見た大路君は、
「やっと表情変わったな」
そう言って、
「真っ赤になって……リンゴみたい、白雪姫ちゃん」
今度は額にキスを落とす。
雪のように白い肌、宵闇で染めたような黒い髪、血潮のように赤い唇。
そんな白雪姫のもとに現れたのは――……オオカミでした。