24時の鐘と俺様オオカミ
「んっ……!」
不意に、背後から伸びた手が私の代わりに本を抜き取る。
直後、
「これ?」
聞き覚えのある声が、耳を撫でた。
振り返った先にいたのは予想していた通り、
「……大路君」
オオカミ――大路君で。
不意に、背後から伸びた手が私の代わりに本を抜き取る。
直後、
「これ?」
聞き覚えのある声が、耳を撫でた。
振り返った先にいたのは予想していた通り、
「……大路君」
オオカミ――大路君で。