24時の鐘と俺様オオカミ
「大路、くん、」
「白雪、」
耳元に口が寄せられ、息と一緒に言葉を吹き込んだ。
それから、耳たぶに甘く噛みつかれる。
「んっ……!」
ちょうどその時、校舎に響き渡るチャイム。
その音に、のぼせた思考が引きずり戻された。
「……白雪、覚えとけ」
「なにを、」
「次、俺から逃げたら……食べられても知らねーからな」
「白雪、」
耳元に口が寄せられ、息と一緒に言葉を吹き込んだ。
それから、耳たぶに甘く噛みつかれる。
「んっ……!」
ちょうどその時、校舎に響き渡るチャイム。
その音に、のぼせた思考が引きずり戻された。
「……白雪、覚えとけ」
「なにを、」
「次、俺から逃げたら……食べられても知らねーからな」