24時の鐘と俺様オオカミ
 自分の席に座ると同時に、


「あ、一樹おはよー!」


 大路君がやって来た。


「ん、おはよ」


 口のはしを少し持ち上げて、短く返事。

 そして、なぜかまっすぐに私の所へ来やがりました。


「オイ、ちょっと来い」
「カツアゲですか」


 いいですよ、受けてたちましょう。
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