24時の鐘と俺様オオカミ
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キーンコーンカーンコーン……と鳴り響く鐘の音が私の意識を夢の世界から引きずり戻す。
まだわずかに重いまぶたをこすりつつ、
(どれくらい経ったのでしょうか……)
のっそりと体を起こし、腕時計に目線を移した。
短針と長針は、仲良く12を指している。
(そんなに眠ってしまっていたのですね……)
不意に、ガラリと保健室の扉が開く。
いつの間にかベッドの周りはカーテンで仕切られていたため、誰が入って来たのか視覚から情報を得ることはできません。
(御堂先生、でしょうか……)