24時の鐘と俺様オオカミ
Story8.そして運命の紡ぎの誘う夜へ
どうやら大路君は、私のことが好き……らしい、です。
何がどうしてそうなったのかはわからないけれど、彼に好かれて悪い気がしないのも、彼を見るとどきどきしてしまうのも……残念ながら、事実で。
「おはよう、大路くん!」
「一樹おはよー!」
「ん、おはよ」
クリーム色の髪を揺らし、優しい色の滲む瞳を細めて、
「姫野、おはよ」
ふわりと微笑む彼が……美しいとか、かっこいいとか思ってしまうのもまた……悔しいけれど、事実。
何がどうしてそうなったのかはわからないけれど、彼に好かれて悪い気がしないのも、彼を見るとどきどきしてしまうのも……残念ながら、事実で。
「おはよう、大路くん!」
「一樹おはよー!」
「ん、おはよ」
クリーム色の髪を揺らし、優しい色の滲む瞳を細めて、
「姫野、おはよ」
ふわりと微笑む彼が……美しいとか、かっこいいとか思ってしまうのもまた……悔しいけれど、事実。