夜空の中に輝く君を見つける
そこはプラネタリウム...と思いきやスポーツジム?だった。

「君は天文部だからプラネタリウムとかだと思ったよ。」

「最初はその予定だったけどね。こっちの方がいいかなーって!」

僕は運動が好きじゃない。
それをわかってのここだろう。

「僕は運動好きじゃない。分かってるだろ?」

「うん!知ってた!だからここにしたの〜!」

なんという嫌がらせ。

「まぁまぁ、いいじゃん!今日くらい楽しもうよ!」

「えぇ...。」

まだやる気が起きない僕に、彼女はニヤリとして言った。
「しっかたないなぁ〜。今日、奏斗くんが私と一緒にスポーツジム、行ってくれたら今度からは連れていかない。やらないならやるまで連れていくよ?」

「よーし。なんかやる気出てきたなー。」

「はいはい!行こー!」

正直めんどくさい。しんどい。けど、ずっと連れていかれるのはもっとめんどくさい...。

やっぱこの人と絡むのはめんどくさいのかもしれない。
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