夜空の中に輝く君を見つける
今日の放課後。

[明日もここで待ってる]

すぐに帰ろうと思っていた。

家に帰って課題をぱっぱと終わらせて読みかけの小説を読もうと思っていた。

でも、屋上で一人待っている彼女の姿を想像すると行ったほうがいいのかなという諦めてた気持ちがまた込上がってきた。

午後6時。部活も終わり、生徒たちは友達と集いながら校門を通る。

この時間なら、今から帰っても7時頃になるだろう。

そんなことをだらだらと考えている余裕はない。

校門に向かおうとしたが、足は反対方向に向き、屋上へと走り出した。

途中、先生が僕を呼ぶ声が聞こえた気がしたけど完全無視をして廊下を走った。
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