また、春がきたら。
───春
それは彼、須藤 拓真(すどう たくま)との出逢いの季節だった
私たちが出会ったのは、高校1年生の春
最初のイメージはお互い最悪だった。
❁❁❁
「ねねっ、まりな〜!新しいクラスに友達できるか不安すぎる!!なんでまりなと一緒じゃ無いの〜」
泣きそうになりながら私に声をかけてきたのは、中学からの親友 池田 恵里(いけだ えり)だ。
私たちは中学の頃から一番の仲良しで
学力レベルが比較的同じくらいだったということもあり
同じ高校を受験して、見事2人一緒に合格したのだ。
(私が少し背伸びをして受験したことは恵里には秘密にしている。勉強、頑張った私…。)
そして、今日は新生活である高校の初日である。
お互いクラス分けでバラバラになってしまった私たちにとって、新しいクラスとは新たに気の合う友達が出来るか出来ないかの戦場なのだ。
入学式を終え、お互い各自の教室へ向かう。
「まりな、…ばいばい」
「恵里、…またあとでね、絶対一緒に帰ろね」
お互い名残り惜しく別れ
いざ、戦場へ─
それは彼、須藤 拓真(すどう たくま)との出逢いの季節だった
私たちが出会ったのは、高校1年生の春
最初のイメージはお互い最悪だった。
❁❁❁
「ねねっ、まりな〜!新しいクラスに友達できるか不安すぎる!!なんでまりなと一緒じゃ無いの〜」
泣きそうになりながら私に声をかけてきたのは、中学からの親友 池田 恵里(いけだ えり)だ。
私たちは中学の頃から一番の仲良しで
学力レベルが比較的同じくらいだったということもあり
同じ高校を受験して、見事2人一緒に合格したのだ。
(私が少し背伸びをして受験したことは恵里には秘密にしている。勉強、頑張った私…。)
そして、今日は新生活である高校の初日である。
お互いクラス分けでバラバラになってしまった私たちにとって、新しいクラスとは新たに気の合う友達が出来るか出来ないかの戦場なのだ。
入学式を終え、お互い各自の教室へ向かう。
「まりな、…ばいばい」
「恵里、…またあとでね、絶対一緒に帰ろね」
お互い名残り惜しく別れ
いざ、戦場へ─