そして、僕達は溺れた
「じゃあ、行ってくるよ。2泊する事になるけど花恋のこと頼んだよ」
「大丈夫よ、風邪だから安静にしていたらすぐに良くなるはずよ」
「うん。じゃあ、行ってきます」
「行ってらっしゃい、気をつけてね」

そんな会話をパパとママはしていた

私も熱があったからそれからすぐに寝た
風邪は悪化することもなく2日目には
だいぶ良くなっていた
「ねえ、ママ、パパ明日の夕方には
帰ってくるんでしょ?お土産買ってきてくれるかな〜?」
「お土産かあー。どうかな?パパ、キャンプができる!って張り切ってたけど旅行に行くわけじゃないしお土産はないと思うな〜」
丁度お昼ご飯の支度をしていたママが
クスッと笑いながらそう言った
「えーつまんなーい!!
あ!ママ、それなら2人でどっか行こうよ!パパキャンプでバーベキューもするって言ってたよ。花恋だけ何も食べれないなんて嫌だもん。もう元気だし何かとびっきり美味しいもの食べようよー!!」
「んー。美味しいものか、、、それもいいかもね!パパには内緒で!ふふっ」
パパには内緒で美味しいものを食べに行こう!そんな話をしてママと笑い合った。優しいママが笑ったらもっと優しい表情をするからママの笑顔が大好きだった。

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