そして、僕達は溺れた
それから話はどんどん悪い方へ進んでいき状況も悪くなる一方だった。
パパが優衣ちゃんという女の子を
襲って崖から突き落とした、暴行も加えてた
ニュースでは連日パパの報道ばかりだし次第に私たちの家にもマスコミが来るようになってママも次第に変わっていった。当たり前だけど笑顔も無くなっていって魂が抜けたかのように他所を向いて私を見てくれない、前なら私を見て優しくニコッとしてくれたのに
私が不安なら抱きしめてくれたのに。
もうそんな前のようなママはいなくなっていった。
それから裁判でパパを見てたけど
パパもパパじゃなくなっていって
パパを見るたびに辛かった
でももっと辛かったのはそれを見て
ママが '"あれはパパじゃないよ"と
微笑んだ事。ママの笑顔が大好きなのにママが私の目を見てくれたのに
ちっとも嬉しくなかった、涙が自然に溢れ出して止まらなくなった。
パパの事件は卑劣だと決定づけられて
言われた刑は自らの命でそれを償う事。それが死刑だとは8歳の私に理解できるわけがなかった。難しい言葉を並べられてそれがなんなのかすら分からず場の空気でこれは何か凄くよくない状況なのだと悟るので精一杯だった。
パパが亡くなって数日後にママもパパの所に行ってしまった。
その時のことが今でも頭から離れられなくてお風呂場でぐったりしながら倒れているママに泣きながら抱きつき
私も失神するくらい泣き喚いたこと、
あの時のママを抱きしめた感触が今も鮮明に残っていて記憶から消えない。
それからあの時、私たちを裏口に通してくれたパパの親友だった人が私を引き取ってくれた。それが今のお父さんだ。お父さんには感謝しかない
こんな私を引き取ってくれて何不自由ない生活をさせてくれた。実際引き取ってもらってからは苗字も変わったし
引っ越しもして事件のことは一度も誰からも触れられたことなはい。それもこれもお父さんとお母さんが心配して配慮してくれるからだ。
そのお陰で私は16歳になったが普通の女の子として普通の高校生として生活していられる。
パパが優衣ちゃんという女の子を
襲って崖から突き落とした、暴行も加えてた
ニュースでは連日パパの報道ばかりだし次第に私たちの家にもマスコミが来るようになってママも次第に変わっていった。当たり前だけど笑顔も無くなっていって魂が抜けたかのように他所を向いて私を見てくれない、前なら私を見て優しくニコッとしてくれたのに
私が不安なら抱きしめてくれたのに。
もうそんな前のようなママはいなくなっていった。
それから裁判でパパを見てたけど
パパもパパじゃなくなっていって
パパを見るたびに辛かった
でももっと辛かったのはそれを見て
ママが '"あれはパパじゃないよ"と
微笑んだ事。ママの笑顔が大好きなのにママが私の目を見てくれたのに
ちっとも嬉しくなかった、涙が自然に溢れ出して止まらなくなった。
パパの事件は卑劣だと決定づけられて
言われた刑は自らの命でそれを償う事。それが死刑だとは8歳の私に理解できるわけがなかった。難しい言葉を並べられてそれがなんなのかすら分からず場の空気でこれは何か凄くよくない状況なのだと悟るので精一杯だった。
パパが亡くなって数日後にママもパパの所に行ってしまった。
その時のことが今でも頭から離れられなくてお風呂場でぐったりしながら倒れているママに泣きながら抱きつき
私も失神するくらい泣き喚いたこと、
あの時のママを抱きしめた感触が今も鮮明に残っていて記憶から消えない。
それからあの時、私たちを裏口に通してくれたパパの親友だった人が私を引き取ってくれた。それが今のお父さんだ。お父さんには感謝しかない
こんな私を引き取ってくれて何不自由ない生活をさせてくれた。実際引き取ってもらってからは苗字も変わったし
引っ越しもして事件のことは一度も誰からも触れられたことなはい。それもこれもお父さんとお母さんが心配して配慮してくれるからだ。
そのお陰で私は16歳になったが普通の女の子として普通の高校生として生活していられる。