偽りの夫婦〜狂愛〜
玄関を開け、中に入ると
「おかえりなさいませ、旦那様」
と家政婦の三好が迎えに来る。
「あぁ、陽愛は?」
「はい、今日は仕事終わりに美味しそうなケーキがあったからと、買って来られてました。
でも旦那様と食べたいからと、冷蔵庫に入ってます。
それ以外は、いつもと変わりありません」
陽愛のメールにも、ケーキを買って帰る連絡は入っていた。
が、三好にも必ず全て細かく報告させる。
「そう、わかった」
そう言って、陽愛がいる寝室に向かった。
寝室に入ると、愛しい陽愛が眠っていた。
キングサイズの大きなベットなので、小柄な陽愛は更に小さく見える。
できる限り、音をたてないようにベットに近づき、ギシッと陽愛の顔の横の方に手をついた。
「ん……」
「陽愛…?」
どうやら起こした訳ではなさそうだ。
陽愛の口唇にキスをした。
軽くするつもりが、止まらない。
そのまま深くなってく。
好きで、好きで、好きで、好きで……止まらない。
「んぁ……紫…龍…?」
「ごめんね…起こしちゃった……」
「おかえりなさい…遅くまで、お疲れ様…」
でも目がトロンとなっている。
「フフ…可愛い、陽愛。
おやすみ。寝て?」
「うん…おやすみなさい」
またすぐ、寝息をたてて眠った陽愛。
一度シャワーを浴びに寝室を出て、首にタオルを巻いて戻った。
陽愛のスマホが点滅していた。
なんの躊躇いもなく、スマホを操作する。
鳥羽と言う奴から、メールが入っていた。
【明日こそは、昼一緒しようね!】
「ん?鳥羽って誰だ?」
すかさず紫龍は、自分のスマホで
「あ、吉野?ちょっと調べて?陽愛の周りの“鳥羽”って奴」
『はい、了解しました』
紫龍は陽愛の全てを把握していて、陽愛の周りの人間事も知っている。
全て、愛しい陽愛を一生自分の傍に置いておく為に。
「おかえりなさいませ、旦那様」
と家政婦の三好が迎えに来る。
「あぁ、陽愛は?」
「はい、今日は仕事終わりに美味しそうなケーキがあったからと、買って来られてました。
でも旦那様と食べたいからと、冷蔵庫に入ってます。
それ以外は、いつもと変わりありません」
陽愛のメールにも、ケーキを買って帰る連絡は入っていた。
が、三好にも必ず全て細かく報告させる。
「そう、わかった」
そう言って、陽愛がいる寝室に向かった。
寝室に入ると、愛しい陽愛が眠っていた。
キングサイズの大きなベットなので、小柄な陽愛は更に小さく見える。
できる限り、音をたてないようにベットに近づき、ギシッと陽愛の顔の横の方に手をついた。
「ん……」
「陽愛…?」
どうやら起こした訳ではなさそうだ。
陽愛の口唇にキスをした。
軽くするつもりが、止まらない。
そのまま深くなってく。
好きで、好きで、好きで、好きで……止まらない。
「んぁ……紫…龍…?」
「ごめんね…起こしちゃった……」
「おかえりなさい…遅くまで、お疲れ様…」
でも目がトロンとなっている。
「フフ…可愛い、陽愛。
おやすみ。寝て?」
「うん…おやすみなさい」
またすぐ、寝息をたてて眠った陽愛。
一度シャワーを浴びに寝室を出て、首にタオルを巻いて戻った。
陽愛のスマホが点滅していた。
なんの躊躇いもなく、スマホを操作する。
鳥羽と言う奴から、メールが入っていた。
【明日こそは、昼一緒しようね!】
「ん?鳥羽って誰だ?」
すかさず紫龍は、自分のスマホで
「あ、吉野?ちょっと調べて?陽愛の周りの“鳥羽”って奴」
『はい、了解しました』
紫龍は陽愛の全てを把握していて、陽愛の周りの人間事も知っている。
全て、愛しい陽愛を一生自分の傍に置いておく為に。