偽りの夫婦〜狂愛〜
「紫龍の寝顔、撮ったの…」
「は?」
「紫龍の寝顔があまりにも綺麗で。
それに、いつも先に紫龍が起きてるから、貴重だし」
「そう」
「うん。消さなきゃダメ?」
「フフ…ううん。いいよ。陽愛だけが見るなら」
「当たり前だよ!他の人に見せない。てゆーか見せたくないし」
「じゃあ…俺も写真撮りたい!陽愛の顔」
「え…やだよ!恥ずかしい……」
「ダーメ!こっち見て!」
「恥ずかしい…」
「フフ…じゃあ、キスしよ…」
そう言って顔を近づける、紫龍。
「ンン……」
そして口唇を離したすぐに………
カシャッ━━━
「え?」
「撮れた!陽愛の可愛い、キス顔」
「えーーー!酷い!」
「フフ…陽愛だって、勝手に俺の寝顔撮ったでしょ?」
「そうだけど…。
他の人に絶対見せないでね…?」
「あり得ないよ!むしろ見せたくない!」
「フフ…お互いに見せたくないね!」
「あぁ…そうだね…。
ねぇ、もう写真はいいから…もう一回キスさせて……」
また、紫龍の綺麗な顔が近づいてくる。
「うん…
ンン……紫龍…」
あぁ…止まらない。
陽愛とのキスは、酔ったようにクラクラして━━━━
このまま離れたくない。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「おはようございます、旦那様、奥様」
「三好さん、おはようございます!」
「おはよ、紫龍!
あ、君が…陽愛ちゃん?」
「え……」
だ、誰……?
「おはよ、白雪。
陽愛、コイツは白雪。
俺の従兄弟なんだ。仲良くしてあげて?」
「え?いいの?紫龍以外の、しかも…男の人」
陽愛が不思議そうに、紫龍を見る。
「白雪だけは、いいよ!
白雪だけはね……」
フワッと笑って、頭を撫でる紫龍。
「うん、わかった。
初めまして、陽愛です。あの…私、記憶を……」
紫龍の表情を見て、なんとなく状況がわかった陽愛が、再度白雪に向き直り挨拶した。
「知ってるよ!紫龍から聞いてるから。
よろしくね!陽愛ちゃん」
握手を求める、白雪。
「は?」
「紫龍の寝顔があまりにも綺麗で。
それに、いつも先に紫龍が起きてるから、貴重だし」
「そう」
「うん。消さなきゃダメ?」
「フフ…ううん。いいよ。陽愛だけが見るなら」
「当たり前だよ!他の人に見せない。てゆーか見せたくないし」
「じゃあ…俺も写真撮りたい!陽愛の顔」
「え…やだよ!恥ずかしい……」
「ダーメ!こっち見て!」
「恥ずかしい…」
「フフ…じゃあ、キスしよ…」
そう言って顔を近づける、紫龍。
「ンン……」
そして口唇を離したすぐに………
カシャッ━━━
「え?」
「撮れた!陽愛の可愛い、キス顔」
「えーーー!酷い!」
「フフ…陽愛だって、勝手に俺の寝顔撮ったでしょ?」
「そうだけど…。
他の人に絶対見せないでね…?」
「あり得ないよ!むしろ見せたくない!」
「フフ…お互いに見せたくないね!」
「あぁ…そうだね…。
ねぇ、もう写真はいいから…もう一回キスさせて……」
また、紫龍の綺麗な顔が近づいてくる。
「うん…
ンン……紫龍…」
あぁ…止まらない。
陽愛とのキスは、酔ったようにクラクラして━━━━
このまま離れたくない。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「おはようございます、旦那様、奥様」
「三好さん、おはようございます!」
「おはよ、紫龍!
あ、君が…陽愛ちゃん?」
「え……」
だ、誰……?
「おはよ、白雪。
陽愛、コイツは白雪。
俺の従兄弟なんだ。仲良くしてあげて?」
「え?いいの?紫龍以外の、しかも…男の人」
陽愛が不思議そうに、紫龍を見る。
「白雪だけは、いいよ!
白雪だけはね……」
フワッと笑って、頭を撫でる紫龍。
「うん、わかった。
初めまして、陽愛です。あの…私、記憶を……」
紫龍の表情を見て、なんとなく状況がわかった陽愛が、再度白雪に向き直り挨拶した。
「知ってるよ!紫龍から聞いてるから。
よろしくね!陽愛ちゃん」
握手を求める、白雪。