帝王と私~Darkness~
貴将が両手を広げて待っていると、その腕の中に飛び込むように抱きついた。
「ただいま、貴将さん!」
「おかえり。
車…乗ろう」
「うん!」
ドアを開け、先に弥生を乗せる。
その後乗り込み、弥生の手を強く握った。
「き、貴将さん…ちょっ、痛いよ…手」
「うん…折れるかな?弥生は細すぎるから、俺は一発で折る自信あるよ?」
「え…?貴将さん?」
「キスマーク…また、薄くなってきたね……」
「え?う、うん…」
「また…噛もうか?
今度は噛み切っちゃうかも?」
妖しい、貴将のあの表情。
「え……や、やだ…もうあれは……。
でもどうして?そんなこと言うの?」
「好きすぎるからだよ?弥生のこと。
前にも言ったでしょ?愛情と憎悪は表裏一体だって…!」
「私…何かした?」
「さっきの男は誰?」
「え…あ、同期の社員だよ?忘れ物届けてくれただけだよ!それに…彼は恋人いるから、貴将さんが思ってるようなことはないよ!」
「そう…」
「お願い!もう噛むのはやめて?他のことなら、するから!」
怯え、懇願する弥生。
その表情さえも、貴将にとっては愛しくて堪らない。
「弥生は大変だね?こんな俺に愛されて!
まぁだからって、放さないけど」
「大丈夫。放れないよ…!」
「じゃあ…今日は俺のお願い聞いてもらおうかな?」
そう言って貴将は、弥生の細い手首にキスマークをつけた。
「ただいま、貴将さん!」
「おかえり。
車…乗ろう」
「うん!」
ドアを開け、先に弥生を乗せる。
その後乗り込み、弥生の手を強く握った。
「き、貴将さん…ちょっ、痛いよ…手」
「うん…折れるかな?弥生は細すぎるから、俺は一発で折る自信あるよ?」
「え…?貴将さん?」
「キスマーク…また、薄くなってきたね……」
「え?う、うん…」
「また…噛もうか?
今度は噛み切っちゃうかも?」
妖しい、貴将のあの表情。
「え……や、やだ…もうあれは……。
でもどうして?そんなこと言うの?」
「好きすぎるからだよ?弥生のこと。
前にも言ったでしょ?愛情と憎悪は表裏一体だって…!」
「私…何かした?」
「さっきの男は誰?」
「え…あ、同期の社員だよ?忘れ物届けてくれただけだよ!それに…彼は恋人いるから、貴将さんが思ってるようなことはないよ!」
「そう…」
「お願い!もう噛むのはやめて?他のことなら、するから!」
怯え、懇願する弥生。
その表情さえも、貴将にとっては愛しくて堪らない。
「弥生は大変だね?こんな俺に愛されて!
まぁだからって、放さないけど」
「大丈夫。放れないよ…!」
「じゃあ…今日は俺のお願い聞いてもらおうかな?」
そう言って貴将は、弥生の細い手首にキスマークをつけた。